とくしまのみちのぺーじ >広域農道ってなあに?>徳島東部広域農道(1)
更新日2008年7月1日
探検・徳島東部広域農道(1)
![]() 上勝町 傍示谷の上流部・谷内橋 |
![]() 勝浦町坂本 斜面に貼り付く集落ほぼ最上部を通る |
広域農道というものが工事中だそうです。
これまで県内にある阿讃東部・阿讃山麓・阿讃中央・阿讃西部(現:阿讃三好。一部のみ)及び阿南丹生谷の広域農道については
お気楽に調べてみたり、実際に走って「んんん〜〜〜っ?」なんてやっておりました。
昭和40年代に事業が始まった東部・山麓・中央の3区間は完成、裏道として利用されたりもしているようです。
それ以降に着手された区間は現在も建設中。予算の関係もあってか工事もぼちぼちとしか進んでおらず、
また積極的にPRも行われていない(避けている?)ので「一体どこにあるねん?」状態です。
県庁所在地・徳島市から始まる広域農道がある、という噂がありましたのでwちょっと探しに行ってきました。
○下調べ
・県のサイト探してみても路線図なんていうのはありません。
・完成していないので市販の地図に載ってないかもしれません(道路名は絶対無理)
・入札関係のページを見ると徳島市八多町あたりから始まっているらしい
・検索すると「山の上」「サルしか使わない」らしいので山中っぽい
・昭和60年から工事してるんだから小間切れであっても走れる区間多少はあるだろう
・徳島・勝浦市町境・婆羅尾峠で見たことあるぞ。そこから勝浦町へ降りていくところでも見たぞ
・上勝町、傍示の奥の方にもあるらしい。慈眼寺行く手前を左の方へ曲がるとそこにもあるらしい
ってことで国土地理院の地形図見ながらぁゃιぃ道路をリストアップします。
周りは実線のクネクネ道なのにそれより標高の高い場所に二重線の道/谷を橋で大胆に渡ってる/どこにもつながらずいきなり終わる(笑)
おおおおお♪何となくルートがつながったぞ。 おまけ→カシミール3D・GPSファイル
ということで車にノートパソコン+カシミール3D+AIR
EDGE+etrex(GPS)積んで行ってきました
徳島東部広域農道の基礎知識(徳島県のそっちの部署が発行してる資料転載してるだけ)
記載時期 | 地区名 | 関係町村 | 全体事業量 | 工期 | 出典 |
1988(昭和63)年 | 徳島東部 | 徳島市・佐那河内村・勝浦町・上勝町 | 15160m | S.60〜S.70 | 昭和63年度「耕地関係事業の概要」 |
2000(平成12)年 | 徳島東部 | 勝浦町・上勝町 | 15160m | 転記漏れ | 平成12年度(2000年) 「徳島県の農業農村整備の概要」 |
徳島東部2期 | 徳島市・勝浦町・佐那河内村 | 10130m | |||
2001(平成13)年 | 徳島東部 | 勝浦町・上勝町 | 11423m | 転記漏れ | 2001とくしまの農業農村整備の概要 |
徳島東部2期 | 徳島市・佐那河内村・勝浦町 | 7252m | |||
2002(平成14)年 | 徳島東部 | 勝浦町・上勝町 | 11423m | S.60〜H.15 | 2002とくしまの農業農村整備の概要 |
徳島東部2期 | 徳島市・佐那河内村・勝浦町 | 7252m | S.63〜H.15 | ||
2003(平成15)年 | 徳島東部 | 勝浦町・上勝町 | 11423m | S.60〜H.15 | とくしまの農業農村整備の概要2003 |
徳島東部2期 | 徳島市・勝浦町・佐那河内村 | 7252m | S.63〜H.15 | ||
2005(平成17)年 | 徳島東部3期 | 徳島市・勝浦町・上勝町・佐那河内村 | 3768m | H.16〜H.21 | 徳島県の農業農村整備の概要2005 |
2007(平成19)年 | 徳島東部3期 | 徳島市・勝浦町・上勝町・佐那河内村 | 2867m | H.16〜H.21 | 2007徳島県の農業農村整備 |
(道整備交付金) 徳島東部3期 |
勝浦町・上勝町 | 1460m | H.18〜H.22 | ||
なんで農道延長が変わったの?2期ができたりしたのは何で?道整備交付金ってなに? とか聞かないように。知らぬ。 とりあえず平成15年でいったん打ち止め。徳島東部3期として未完成部分を現在工事中なのはうろうろしててわかった |
当サイト内関連ぺーじ
・阿讃を走る広域農道のぺーじ(更新日2003年7月24日)
いないとは思うけど「走ってみたい」って方のため、取り付き道路についても載せますね
わかりやすそうなので上勝町、一番西の端であろう所から攻めてみます 国土地理院地図閲覧サービス「ウォッちず」
![]() 県道徳島上那賀線(16)で上勝町役場手前 |
![]() スーパー林道の方へと向かいます |
ここまで来なくても県道、傍示トンネルの先で右(西)へ曲がってもたどり着きます | |
![]() 勝浦川沿いを10分ほど走ると |
![]() 傍示方面への分岐 |
![]() 林道のような道を5分で三叉路へ |
![]() 左から出てきました。標識が読めねえっす |
![]() その代わりこんな案内が。町内に結構多くて助かります |
![]() 梅木方向へ。道路の作りがそれっぽいなぁと思えば ここも広域農道工事のようです。 もともとあった道路改良したのかな? ということでこの三叉路を広域農道の起点とする(・∀・) |
![]() 道なりに進むとさらに三叉路。看板には |
![]() 広域農道キタッ! |
![]() 樫生橋(かしばえばし) 竣工は平成2年3月 |
![]() 道幅は2車線。民家があるので道路も綺麗 |
![]() 機嫌良く走っていたら・・・おっと! |
![]() 突如道がなくなりました |
![]() ってなくなったわけではないんですけどね そぐそばにある家への専用進入路とおぼしき コンクリ道に強引に接続して終了。 「2t車以上回転困難なり」の看板があります 地図では橋があって次の区間まで行けそうですが ここだけは思いっきり嘘です。 |
![]() |
![]() 冒険野郎じゃないのでさっきの道はご遠慮します 少し引き返したところに下へ降りていく良さそうな道が 広域農道の看板があるところです。 親切に「右折徳島行 農林事ム所」と書かれた木簡あり ここを下ります(徳農東部地区って初耳だぞ) |
![]() ![]() |
![]() ヘアピンでぐいぐい下る道は団体営農道手水線 上の道ができるとき一緒に造ったぽいです |
![]() 三叉路まではまあ、こんな道かなって感じですが |
![]() 左折した先はかなり心細い道>< |
![]() 雰囲気は良いんですけどねぇ・・・ |
![]() なんか良い道に出ました。ほっ。 |
![]() 登っていくのは奥方向。なので鴬と書かれた方へ行きます |
![]() |
![]() とりあえず山の上の方へと向かいます(変なの・笑) ほんとにあるのか半信半疑で急勾配を登っていきます 集落があるので分岐もありますがそのあたりは 本能で進んでOKかと |
![]() うねうね登るとぁゃιぃ橋発見! |
![]() この感じは広域農道間違いなし(・∀・) |
![]() 相変わらずとりあえずつなげてみました風の接続 |
![]() 左(西)へ。もさもさ♪ |
というか、ここ。舗装自体が幅狭い。必要部分だけしたのかな?それともやってくれないので町がやった? | |
![]() 集落すぐ近くなのと田んぼがあるので割ときれい |
![]() 舗装がなくなりますが良く固めてありフラットで走りやすい |
![]() 傍示谷川に架かる橋(谷内橋)にはチェーン有り 橋手前でこの区間終了 |
![]() 地図(国土地理院地図閲覧サービス「ウォッちず」)だと 左の方へ道路が続いているはずなんですけど・・・ |
![]() 仕方ないのでさっきの地点まで戻ります この橋は中の谷橋。も一つ手前にあるのはとちだに橋 (平成元年3月竣工) |
![]() 三叉路は右へ。案内には「正木→」とあります 農道経由で行けるんですね?行けるんですね? |
![]() TNL Projectさんちで見た物件。トンネル・・・かなぁ・・・? |
![]() 絶景なり。中央に正木峠と新藤川橋。 |
![]() この付近は耕作地・民家があるので利用されていそう |
![]() でも気がつくと道がなくなるんよね。注意注意 |
![]() しばらく延伸の可能性なしですな |
![]() 橋の手前をおりていきます。青看板に「東部広域農道」 |
![]() 反対側 |
![]() 急降下・つづら折りですが慣れちゃいました |
![]() ここも右下の方へ下ります(多分向こういっても大丈夫) |
![]() 知ってる場所に来ました。 県道・藤川橋から潅頂ヶ滝・慈眼寺へと向かう道、その先 林道元山槻地線で大川原高原・神山町へも行けます |
![]() どっちへ行くかと言えばもちろん山の方(笑 |
![]() 右行くと慈眼寺・大川原高原。全線舗装です |
![]() 槻地へと向かう途中、場違いな新しい橋があります |
![]() ここも広域農道ですね ウオッちず |
![]() 侵略著しい。使われないとこうなる |
![]() 以前はあの橋の先で工事中でした |
![]() なんとか道の形はできあがってます。けど狭くね? |
![]() いつものようにぶち切れで終了 |
この付近は3期事業(路床工事:平成19年5月竣工)。コスト削減・道路構造見直しでこうなったんですかね | |
![]() |
次の区間へ向かいましょう。 正面には「絶対広域農道だ」って道があります。 さて、どうやっていくのでしょう・・・ |
撮影日:2008年6月1日・27日