開設日2002年11月26日
最終更新日2005年7月23日
県道269号 三縄停車場黒沢線
みなわていしゃじょう くろぞう せん
ようこそ黒沢へ |
吉野川沿いからちょっと入ったところ 漆川口 |
区間 | 地図 三縄停車場−池田町漆川字黒沢 |
区間詳細 | 三好郡池田町大字中西字フロノタニ1451番地先から 同 大字漆川字坊岡869番地先まで |
長さ | 総延長:7890m 重用延長:66m(県道268号) 実延長:7824m (平成16年4月1日現在「道路現況調書」より) |
沿線 | 黒沢湿原(沿線っちゅうか・・・) |
この路線について
昭和6年7月31日徳島県告示第335号 | 三縄停車場中西線(三縄停車場−三縄村字中西)認定 |
(不明) | 漆川三縄停車場線(三縄村漆川−三縄停車場)認定 |
昭和34年1月31日徳島県告示第36号 | 21号菅生三縄停車場線(東祖谷山村字菅生−三縄停車場) 118号漆川大利線(三縄村大字漆川−大字大利)認定 |
昭和45年9月25日徳島県告示第632号 | 漆川三縄停車場線(池田町漆川−三縄停車場)認定 (祖谷口橋開通により「菅生三縄停車場線」→「菅生祖谷口停車場線」に。 祖谷口橋・漆川口間は町道へ移管) |
昭和47年3月10日徳島県告示第201号 | 269号漆川三縄停車場線 認定 (道路法第7条第1項該当号 6) |
平成7年4月1日徳島県告示第256/257号 | 269号漆川三縄停車場線 廃止 269号三縄停車場黒沢線 認定 (道路法第7条第1項該当号 3) |
参考:徳島県報縮刷版/池田町史・中巻/平成16年4月1日現在道路現況調書(徳島県道路保全課) ほか
完全に山の中に吸い込まれていく、行き止まりの県道だったら「行きたくねいよ」で済ませちゃってるんですけど(苦笑
このみちはねぇ・・・、地図によっては別の路線(140号)とつながってたりするんよね・・・。
おまけに黒沢湿原なんていう、ちょとめじゃー?な観光地もあったりして、どうしてもほっとけなくて行ってきました。
なにより、帰り140号下ればそちらもほぼ完走になるのでこりゃよろしいわってことでいつもより早めに出発〜
(でも現地入りは2時過ぎなんだよね)
国道32号/192号は右の池田大橋へ 黒沢へは直進の案内があります |
やぁやぁ、いつもの四国交通バスです。 右折は三好橋で国道32号へ出ます |
駅前の交差点です |
池田駅の隣、三縄駅 |
268号野呂内三縄停車場線の終点、269号三縄停車場黒沢線の起点となっています。 なんでこんな駅が?という気もしますが、以前は「三縄村」でその中心だったからかも? |
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県道マークの矢印があちこち向いとります 奥の右に曲がる道が黒沢へのみち(本線)っす |
お世辞にも道は広いとは言えませんが両側におうちたくさん |
大昔、三村組合道路というのがあったそうな |
池田から吉野川・祖谷川の右岸沿いに東祖谷山村の 菅生まで伸びるみち |
三縄村・東祖谷山村・西祖谷山村が集まり「便利だね」ってことで共同して作ったみちで祖谷新道と呼ばれました。 着工明治35年、大正9年完成。断崖絶壁の秘境に拓かれた50キロ以上の道路は祖谷の発展に役立ったとか。 現在も県道32号山城東祖谷山線・国道439号として地域の重要幹線となっています。 旧三縄村役場そばの県道沿いには新道開設の記念碑があるそうですが見つけられませんでした。 |
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小学校そば 中央線あるじゃん |
JR土讃線が横切ります。鉄道はそのまま渡河します |
うねりうねーり |
案内標識登場〜 |
← 影野 黒沢 ↑ 大利 祖谷新道は直進ですが県道からもはずされ今はひっそり・・・ |
三叉路にある黒沢湿原案内板。よくわかんねいや このあたりで標高110mちょっとくらい |
まずは漆川谷川にそって登ります |
この先2車線もあるよ |
でももちろんこんな所も |
周囲、なんかよくわからんけど施設がありました |
おうちたくさん。ってかそこの坂道厳しそうだ |
バスも通る道なんですけど・・・ |
分岐結構ありますけど「黒沢湿原」への案内がしっかり あるのでそれに従えば大丈夫 |
ちょっとした山越え区間に |
近年整備されたとおぼしきガードレールも見られます |
う、狭いや。対向車来たらちょっとやばいかも |
この手のみち、たいてい途中が一番狭かったりします。 麓からの改良がまだなのと、上の方はもともと車道として 開削された場合が多く幅員がそこそこありますので |
ほれ。広くなりました。 |
なんか峠のような雰囲気ですが違いますよぅ |
写真傾いてないはず・・・ |
県別マップルでバス停「漆川学校上」とあるところ 急に視界が広がりました 標高約380m |
向かいの山の中におうち。すごいとこ住んでます |
お墓もあるので人はたくさん住んでいる模様 |
下界は暑かったけどここまで来るとかなり涼しいですな |
コンクリのみちが分岐。下の方にくだれる? |
地図で神社マークのあるあたり。県道表示が途切れている 地図(オンライン含め)の場合このあたりまで県道カラー |
おっとびっくり。おうちたくさんPart2 |
不審者ぢゃありませんよ、通報しないでくださいよ |
左下、お茶だと思います |
いろいろ分岐がありますけど湿原への案内に従って・・・ |
どうやらほかのみち使っても黒沢湿原までたどり着けるようですがぱっと見ひとんちに入っちゃうようなものとか 薄暗い林の中に吸い込まれるみち(工事で通行止めでした)ばかりなので、素直に黒沢湿原と書かれた方へ進みましょう。 池田町は観光資源としたい模様であちこちに案内看板がありますので安心です。 |
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ん〜?漆川小学校かな? |
おおきくカーブを描いて登ります |
そういえば対向車、見てないね |
集落も一段落 山道へ |
三叉路。左折するとどうやら林道池田漆川線らしい(未確認) 湿原まであと2km。わくわく |
このあたりですでに標高550mくらい 湿原付近とほぼ同じなのでおおきな上り下りなしで |
ぉお!県道標識付きの三叉路が! |
県道大利辻線(140)のカーブに合流しましたぁ |
県道復帰してもあいかわらずまったりしております |
下り途中にまた三叉路 ここは左下へと曲がります |
ここにもきちんと湿原への案内がありましたよ。 0.1km。もうすぐそこです♪ もう一本のみち、あとから地図見ると 南谷ってところを抜けてさっきのみちへつながっている様子。 ただ、湿原からの帰りだとどっちへ行けばいいか 注意しないと迷っちゃいます。 (実際追い抜いていった車が直進していきました) 「池田 →」の案内、ちょと小さいような気がしますよ〜 |
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路肩の白線ここまで。ってことはここまで県道? っていうことにしておきましょう |
明らかに周囲の風景が変わりましたね |
黒沢湿原とうちゃく〜 |
駐車場に車を止めて散策開始 |
数軒のお店(喫茶店・うどん屋さん)、自動販売機もあり。 駐車場は未舗装の部分含めるとかなりの台数可能。 上の写真にもあるトイレは水洗できれいに保たれています。 黒沢湿原の広さは南北2km、東西100−300m。 元々は水田だったらしい。 珍しい湿原植物が多く昭和40年、県の特別天然記念物に 指定されました。 有名なのはサギソウ。絶滅寸前になり地元の方々によって 保護・再生が行われているとのこと。 三縄駅から途中車を停めて写真撮ったりしながら のんびり走って45分。 |
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遊歩道(木道)が設置されてます。 |
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サギソウ園。ここで栽培しているそうな。 でも詳しくないので何が何だか? 花の咲くのは8月ごろだとか。 とりあえず適当に写真撮りながらうろつきます |
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きつねのしっぽみたいなのん |
なんだろ?でも真っ白できれいでした |
食虫植物もおるらしい。。。。見てみたいけどちょっと行ってみただけの人間にはむりっぽいね | |
とろとろ歩いて30分、湿原の南の端まできました |
さらに遊歩道を進むと |
たびの尻滝遊歩道入り口。 湿原の水はこの滝の先、松尾川へと急落していくそうです。 |
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この狭い遊歩道、2キロほど歩くとしらさぎ荘のそばに 出るらしい。 で、腕山宮石線、大利辻線と合流。 (当ぺーじ内りんく→県道149号腕山宮石線) なるほど大利辻線ってこういう風につながってるんだぁ・・ |
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湿原はくるりと回れるようになっています。往路は西側の木道とか遊歩道を通りましたが 復路は東側。こちらの方は未舗装の作業道ですが「保護のため車両進入ご遠慮ください」との表示ありました。 途中には湿原一帯を見回せる展望台もあります。 →りんく:池田町・黒沢湿原 |
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さて、帰ります。 南谷へ向かうみちとの三叉路の先に怪しい石が。 すかさずチェックしますと「影野への道」 昭和49年に自衛隊が開削した道のようです |
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大利辻線(140) ここから先ははじめましてです |
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もさもさ |
ここも池田町漆川 ひろいね |
このあたり影野 まばらではあるけど家ありますねぇ |
ここからでも池田へ出る方が楽なんでしょうか |
大きく回り込んで標高を稼ぎます |
影野小学校跡。池田町側はここが一番奥みたいです。 |
だからかどうか、今までで一番(´・ω・`)な道路状況 |
でも工事してるみたいなので |
まあ、なんということでしょう。 |
町境。井川町へ入ります 本日最高標高約680m |
ヘアピンカーブを |
2つほどこなしましたら |
やっぱり(´・ω・`) でも井川町側は結構山の上まで民家あります。 時折、見晴らしのよい場所があって向かいの山の 中腹にも点在しているのが見えます。 で・・・ |
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わぁ、見覚えのある場所だぁ! |
県道腕山花ノ内線との交差点ですぅ |
しらさぎ荘で140号と別れ、竜ヶ岳、小祖谷、腕山スキー場を回ってきた道(149・265)とここで再び合流します。 ここから井川町辻までは今までに2回ほど走っております。ので以下省略。 サギソウ、いっぺんは現地で見ておきたいけどシーズンは車も多いんだろうなぁ・・・ この日も駐車場、20台ほど停まってましたから。でも半分は香川ナンバーでしたよん |
撮影日 2005年6月26日